クローズアップ現代「どう変わる?ハケンの働き方」

2015年11月10日 19:30~
クローズアップ現代「どう変わる?ハケンの働き方」


 

非正規労働者が初めて全体の4割を超えたそうです。

非正規労働者の雇用を安定させるため

1か月ほど前に改正労働者派遣法が施行されました。

正社員になりたい人には、なれる可能性が広がり

非正規で働く場合も処遇がよくなる

・・・といううたい文句であったこの改正も、

現場からは不安の声があがっているといいます。

今回の主な改正点は

・同じ職場での最長派遣期間が3年となった
(秘書や通訳などの26専門業務にも)

・派遣期間が3年を経た派遣労働者を、
派遣先企業が直接雇用する義務がなくなった

・派遣会社に、派遣労働者の人材育成義務が定められた

私も正社員で働いていた会社で

第二子出産を境に、派遣労働者として働いたことがあります。

この2つの契約で大きく違っていたのは

正社員は”家族”。

派遣社員は”お客様”・・・という雰囲気でした。

多くの派遣社員はたいてい複数の派遣会社に登録していて、

「待遇の良い派遣会社を選んで」仕事をもらっていました。

同じ仕事に対して、複数の派遣会社が競合する事も多く

より良い条件を提示してくれる派遣会社を通して契約するのです。

ですから派遣社員自身に、派遣会社に対する

帰属意識というものがない人はとても多かったと思います。

これがこの改正によって、

派遣会社と派遣社員の結びつきが強くなる要素が追加されました。

つまり、人材育成義務です。

私は、派遣会社で働くということは、

ほぼほぼフリーランスで働くということに近い感覚を持っていました。

自分の能力や、自分の強み・ウリを

自分自身で磨く必要があるし、

自分自身が訴えていく必要があるということです。

私の場合は技術職でしたので、

市場で求められる技術はなにか?という点にアンテナを張り、

本を買ったり、通信教育を受けたり、セミナーに行ったり、

全て自費で賄っていました。

 

しかし、このレベル感の教育を

派遣会社がする・・・ということは絶対にあり得ないと思います。

帰属意識がないと同じく、

派遣会社もまた、人材育成に消極的・・・であったり

表面的であったと思うからです。

つまり、いずれはどこかへいってしまうかもしれない人材に

コストを掛けられないということでしょう。

 

今後は人材育成教育の内容が変わっていく可能性は大いにあります。

派遣社員を、本当に≪人材≫として扱おうとしている派遣会社は、

そのねらいをもった教育制度を構築すると思います。

表面的でなく、その人を、

今後も育てていこうとするねらいが教育制度の中にみえるか?ということを

派遣社員は見極めなければならないと思います。

また、派遣社員も、

人材派遣会社をきちんと見極めたうえで、

真摯な態度でつきあわなければならないと思います。

あっち、こっちと目先の待遇にふらふらしていると、

派遣会社が「人材育成がリスクである」と感じた時点で

価値のある教育を提供していくことが難しくなってきます。

派遣社員にとっては、

“自らの将来的なキャリアを一緒に構築できるパートナー”

派遣会社にとっては、

“会社の教育制度を使って市場価値のあるスキルを身につけたパートナー”

いずれの場合も、

パートナーとなり得るには、

互いが互いに対して

真摯でなければならないと思います。

派遣社員時代、私はとても孤独でした。

自分が、どこにも属さない人材のように思えました。

でも、今回の改正で

人材派遣会社が本当にパートナーとなり得るのならば、

その孤独は少し和らぐように思います。

しかし、ここで大切なのは

派遣社員という立場は

フリーランスのような強い自己管理力が必要と

理解しておくことだと思います。

それが、派遣社員の、

自らのキャリアのリスク管理なのだと思います。

 

 

 

 

 

 

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